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赤ちゃんのミルクにウォーターサーバーの水は大丈夫?ミネラル分の真実とWHOの見解など徹底解説

赤ちゃんのミルクにウォーターサーバーの水は大丈夫?ミネラル分の真実とWHOの見解など徹底解説

「サーバーの水って、そのままミルクに使っていいの?」
「ミネラルウォーターは赤ちゃんの腎臓に負担がかかるって聞いたけど…」
「煮沸しなくていいって本当?雑菌は大丈夫?」

初めての育児。
口に入るもの、特に生まれたばかりの赤ちゃんが飲むミルクの水には、過剰なほど神経質になりますよね。
私もそうでした。

1人目の時は「水道水を10分以上煮沸しないと死ぬ」という謎の強迫観念(呪い)にかかっており、
毎晩チャイルドロックのかかったキッチンで、ヤカンとお見合いをしていました。

換気扇の音だけが響く午前3時。
ピーッと鳴るのが怖くて、ヤカンの前で立ち尽くす10分間。
(今思うと、あの時間の半分でも寝ておけばよかった…)

そんな「煮沸信者」だった私が、2人目でウォーターサーバーを導入し、
「もっと早く使えばよかった!!」と後悔した理由。

そして、当時の私のように「水の安全性で」で迷っているあなたへ。

結論から言います。
「軟水(硬度60mg/L以下)」のウォーターサーバーで
 70℃以上のお湯が出るなら、赤ちゃんのミルクに使っても全く問題ありません。

むしろ、水道水を自分で管理するより安全な場合すらあります。

この記事では、几帳面な私が調べ尽くした「ミネラル分の真実」と、WHO(世界保健機関)の見解、
そしてママたちが気にしている「衛生面」について、5000文字を超えるボリュームで徹底的に解説します。


目次

1. 「ミネラルウォーターはダメ」という都市伝説の正体

よく育児書やネットの記事に
「赤ちゃんのミルク作りにミネラルウォーターは避けましょう」と書いてあるのを見かけませんか?

これを見て、「えっ、じゃあウォーターサーバーもダメなの!?」とパニックになるママがいます。

安心してください。
この言説は、半分正解で、半分間違いなんです。

そもそも「ミネラル」とは何か?

私たち人間が生きていく上で必要な栄養素(カルシウム、マグネシウム、カリウムなど)のことです。
大人にとっては「体にいいもの」ですが、内臓機能が未発達な赤ちゃんにとっては、過剰なミネラルは腎臓の負担になり、下痢や腹痛を起こす原因になります。

ダメなのは「硬水(外国のミネラルウォーター)」

ここで重要になるのが「硬度」という数値です。
水1リットルあたりに含まれるカルシウムとマグネシウムの量を表します。

  • 硬水(硬度120mg/L以上): エビアン、コントレックスなど。ミネラルが豊富。
    • 赤ちゃんへの影響: × 腎臓に負担がかかるため、NG
  • 軟水(硬度60mg/L未満): 日本の水道水、南アルプスの天然水、国内のサーバー水。
    • 赤ちゃんへの影響: ◎ 負担が少ないため、OK

育児書で「避けるべき」とされているのは、前者の「硬水」のことなんです。

日本のウォーターサーバーは「ほぼ全て軟水」

日本国内で流通しているウォーターサーバーの水は、ほぼ100%「軟水」です。
これら大手メーカーの水は、日本の水源から採水しているか、徹底的にろ過しているため、硬度は20〜60mg/L程度に収まっています。

NOTE: Story: 「硬度」に怯えていた私
粉ミルク自体に、必要なミネラルはバランスよく配合されています。
日本の軟水なら「余計なミネラル」と言えるほどの量は入っていないため、干渉しないのです。

「国内メーカーのサーバー水=軟水=安全」が正解です。


2. WHOの見解「70度以上」の意味を正しく理解する

もう一つ、ママたちを悩ませるのが「70度調乳」の壁です。
「サーバーお湯って、何度なの?煮沸しなくていいの?」という点。

WHO(世界保健機関)とFAO(国連食糧農業機関)のガイドラインを紐解いて、正しく理解しましょう。

なぜ「70度以上」が必要なのか?

多くの人が勘違いしていますが、調乳で70度以上のお湯を使う最大の理由は、
「水を殺菌するため」ではありません。
「粉ミルク自体が完全に無菌ではないので殺菌が必要だから」なんです。

製造過程でどれだけ衛生管理を徹底しても、乾燥粉末である以上、
現在の技術では完全に無菌状態で製造することは困難なんです。

そのため、ごく稀にですが以下の細菌が混入している可能性があります。

  • サカザキ菌(Enterobacter sakazakii)
  • サルモネラ菌(Salmonella enterica)

これらは、免疫機能が未熟な赤ちゃんにとって、重篤な感染症を引き起こすリスクがあります。

そこで重要になるのが「お湯の温度」です。

これらの細菌は、70度以上のお湯で調乳することで効果的に殺菌でき、
感染リスクを大幅に減らすことができます。これが食品安全上の非常に重要な「温度管理」なのです。

「栄養が壊れる」は心配しなくていい

「そんな高温だと、ビタミンとか栄養素が壊れちゃうんじゃない?」
と心配になるママもいると思います(私もそうでした)。

でも、ここも安心してください。
WHOの専門家会議でも検証されており、70度程度のお湯であれば、栄養価への大きな影響は少ないとされています。

メーカー側もその点は織り込み済みです。
多くの粉ミルクは、調乳時の熱や保存期間中の減少を見越して、あらかじめ表示よりも多めに栄養素を配合しています。
つまり、70度で溶かしても、赤ちゃんに必要な栄養はしっかり残るように設計されているのです。

沸騰させたお湯を使う場合の注意点

もしウォーターサーバーを使わず、ヤカンで沸騰させたお湯を使う場合。
「少し冷ましてから」と考えて置いておくと、あっという間に70度を下回ってしまいます。

一般的には、「沸騰後30分以上放置しない」のが目安とされています。
これは、熱湯の取り扱いの安全性を考慮しつつ、殺菌効果を保つための現実的な妥協点です。

でも、毎回温度計で測るの、大変ですよね?
だからこそ、常に「80度〜90度」をキープしてくれるウォーターサーバーが、安全かつ最強の時短アイテムになるのです。
(70℃設定だと、調乳時に温度が下がってしまうので80℃以上が個人的にはおすすめです)

結論:サーバーのお湯(80度以上)をそのまま注げば、
サカザキ菌やサルモネラ菌対策もバッチリで、衛生的にミルクが作れます。
(もちろん哺乳瓶の消毒も忘れずにしっかり行ってください!)


3. 調乳に向いている水の種類比較(天然水 vs RO水)


「軟水ならOK」と言いましたが、ウォーターサーバーの水には大きく分けて

「RO水」「天然水」の2種類があります。

「どっちも同じ水でしょ?」と思うかもしれませんが、

実は「安全性」の基準や作り方がまったく違います。
几帳面なママのために、この違いを分かりやすく解説します。

まずは基本の違いを知ろう

ザックリ言うと、こういう違いです。

  • 天然水:特定の水源から採水し、必要最低限のろ過・加熱処理をしたもの。自然由来のミネラルが含まれます。
  • RO水:水道水などを原水とし、「RO膜(逆浸透膜)」で不純物を徹底的に取り除いたもの。限りなく純水(H2O)に近い水です。

安全性で選ぶなら「RO水」に軍配

「天然水の方が高級で安全そう」と感じる方も多いですよね。
でも、検査基準やリスク除去の観点で見ると、RO水の方が安全性が高いと言えます。

1. 検査項目の数が違う

食品衛生法の基準で見ると、天然水(殺菌・除菌あり)の検査項目は47項目
一方、RO水の原水になりやすい水道水は51項目で、より厳しい基準をクリアしています。

2. 「RO膜」は放射性物質まで除去できる

ここがRO水の最大の強みです。
RO膜は、1000万分の1mmレベルの極小フィルターで、不純物を分子レベルに近いところまで取り除きます。

そのため、塩素や雑菌だけでなく、
放射性ヨウ素(I-131)などの放射性物質の除去が期待できる方式としても知られています。

天然水は危険なの?と誤解を招くかもしれないですが
天然水のメーカーも定期的に放射性ヨウ素の検査を行っており、安全性を確認した水を提供しています

あくまでも技術的比較してにRO膜で処理した水は
そのような不純物を除去できる能力が優れているというのがポイントです。

3. 品質の「安定性」

天然水は「自然の恵み」である反面、季節や気候でミネラル成分が微妙に変動することがあります。
採水地で災害が起きれば供給が止まるリスクもあります。

一方RO水は、ろ過工程によって成分を一定に保ちやすく、いつ頼んでも品質が安定しやすいのがメリットです。
「成分がブレない」という安心感は、赤ちゃん用途では大きいポイントになります。

比較表:あなたに向いているのはどっち?

項目RO水(ピュアウォーター)天然水(軟水)
主な特徴徹底的に不純物を除去した「純水」寄りの水。自然由来のミネラルを残した「味わいのある水」。
安全性◎(最強クラス)
成分が安定しやすく、不要物質の低減に強い。
○(安全)
採水地の環境・管理体制の影響を受けます。
すっきり(無味無臭寄り)。
※ミネラル添加タイプは飲みやすいものも。
まろやかで美味しい。大人が飲むと満足感が高い。
調乳への影響ほぼ干渉しない。
粉ミルクの成分をそのまま活かしやすい。
軟水ならほぼ影響なし。
※硬水はNG
おすすめな人「1%のリスクも減らしたい」
「とにかく赤ちゃん優先」
「大人も美味しい水が飲みたい」
「産地の天然水を楽しみたい」
代表メーカークリクラ、アクアクララ、アルピナウォータープレミアムウォーター、コスモウォーター、フレシャス

迷ったらどうする?

「赤ちゃんの胃腸への優しさ」と「徹底的な安全」を最優先するなら、RO水がおすすめです。
特に新生児期は抵抗力が弱いので、「不純物をできるだけ減らしたい」と考えてRO水を選ぶママが多いです。

一方で、
「パパも焼酎の水割りに使いたい」
「ママも美味しいお水でリフレッシュしたい」
という場合は、成分を確認した上で(軟水なら)天然水を選んでも問題ありません。

実際、私は心配性だったのでRO水(クリクラ)を選びました。
天然水でもこれまで解説したポイントを満たしたうえで選べば調乳用には問題ないので
ご自身のライフスタイルに合わせて選んでもらえればと思います!


4. よくある質問(FAQ):先輩ママが答えます

サーバー導入前に私が抱えていた、細かい疑問にお答えします。

Q1. サーバーの内部ってカビないの?

A. 「自動クリーン機能」付きなら安心ですが、毎日の手入れは必須です。

最近のサーバーは「UV除菌」や「熱水循環」で内部を自動で清潔に保つ機能が付いているものがあります。これがある機種を選べば、内部のカビは過度に心配しなくて大丈夫です。

ただし、「注ぎ口(コック)」は別。ミルクの跳ね返りやホコリが付くので、ここは毎日アルコール除菌シートで拭きましょう。私は「夜寝る前に拭く」をルーティンにしていました。

Q2. サーバーの水で、湯冷まし(白湯)を作ってもいい?

A. もちろんです。それが一番便利です!

お風呂上がりや、しゃっくりを止めたい時など「ちょっとだけ飲ませたい」瞬間って多いですよね。
サーバーなら「お湯ちょい出し+冷水ちょい出し」で、数秒で人肌の白湯が作れます。

いちいちお湯を沸かして冷ます手間に比べたら、神のように便利です。

Q3. 電気代が高くなりそう…

A. 月額500円〜1000円程度。ケトルでの煮沸と大差ないことが多いです。

ケトルで毎回お湯を沸かすのと、サーバーで保温し続けるのは、実は電気代が極端に変わらないケースもあります。

特に「エコモード」搭載機種なら、部屋が暗くなると自動で節電してくれるので、月500円程度に収まることも。
「月500円で、夜中の調乳時間を30分買える」と思えば、私は安いと感じました。

Q4. 災害時に停電しても使える?

A. 「レバー式(重力式)」なら使えることが多く、「ボタン式(電動)」は使えないことが多いです。

ここは大事なポイントです。クリクラやプレミアムウォーター(一部機種)のような、
コックを押してジャーッと出るタイプは、電気がなくても水が出る場合があります(停電時はお湯はぬるくなります)。

ボタンでウィーンと出すタイプは、停電すると水も出ないことがあります。
防災備蓄としても期待するなら、「レバー式」を優先して選ぶのが安心です。

Q5. 賃貸アパートで置き場所がない…

A. 「卓上タイプ」があります。

床に置くスペースがないなら、キッチンカウンターや棚の上に置ける
「ショートタイプ(卓上型)」を選びましょう。フレシャス・デュオ・ミニなどが有名です。

ただし、卓上型は水パックが小さく割高になることも。
可能なら、スリムな床置き型(幅27cmくらい)を隙間に置けないかも検討してみてください。


5. りつこの「しくじり」から学ぶ、サーバー導入のタイミング

私がサーバーを契約したのは、2人目が生まれてからでした。
でも、今なら声を大にして言います。

「妊娠中に契約しておけばよかった!!!」

なぜなら、産後は「契約手続き」みたいに頭を使う作業をする余裕が1ミリもないからです。
そして、サーバーが本当に役立つのは、「退院したその日」からなんです。

家に帰ってきて、ふにゃふにゃの新生児と過ごす最初の夜。
おっぱいは張って痛い。赤ちゃんは泣き止まない。夫はオロオロしている。
そんな時に、「ボタン一つでお湯が出る」という安心感が、どれだけ救いになるか。

私は1人目の時、ヤカンの前で泣いていました。
2人目の時は、サーバーのお湯で入れたカフェインレス紅茶を飲みながら、優雅に授乳できました。
この差は、精神的にあまりに大きかったです。


まとめ:正しい知識で、ママの時間を守ろう

長くなりましたが、結論です。

  1. 水の種類:国内の「軟水」ならOK。「硬水」はNG。
  2. 衛生面:サーバー水は「煮沸不要」。70度以上のお湯でミルクを溶かせば殺菌も万全。
  3. 選び方:徹底的に安心を求めるなら「RO水」。味も楽しむなら「天然水」。

これを知っているだけで、あの「お湯を沸かして、冷まして、温度計で測って…」という地獄の作業から解放されます。

「楽をすること」は「手抜き」ではありません。
空いた時間で、赤ちゃんを抱っこしてあげること。
そして何より、ママ自身が睡眠をとって、笑顔でいること
それこそが、赤ちゃんにとって一番の栄養であり、愛情です。

サーバー選びに迷ったら、私が実際に比較した
こちらの記事も も参考にしてくださいね。

あなたの育児が少しでも楽になり
大切な大切な赤ちゃんとの楽しい
笑顔の時間が増えますように

この記事を書いた人

「ママの睡眠不足は、家庭の危機。」 1人目を完母で育てた際、睡眠不足とストレスで「可愛い我が子を可愛いと思えない」状態に陥りました。その反省から、2人目では「ウォーターサーバー×混合育児」を決意。結果、夫との夜間授乳シフト制が実現し、心に余裕を持って育児を楽しめるようになりました。 このブログでは、几帳面で心配性な私が納得いくまで調べ上げた「本当にミルク作りに便利なサーバー」だけを厳選して紹介します。 「高い・場所をとる・不衛生?」そんな不安を解消し、あなたの育児を少しでも楽にし大切な赤ちゃんと1秒でも多く笑顔で過ごすお手伝いができれば幸せです。

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